自分の気持ちが分からない人へ|「いい人」を演じ続けた私の体験談

Uncategorized

保身のために「いい人になろう」と決めた

小学生のとき、クラスメイトを傷つけてしまったことがありました。
その出来事がきっかけで、とても自分のことが恥ずかしくなりました。

恥ずかしい自分を変えるために、「いい人になろう」と心に決めました。
「いい人」がしそうなことを想像して、その通りに行動するようにしました。

その結果、私は本当の気持ちを押し殺し、ただ“いい人を演じる自分”を積み重ねていくことになりました。

いい人を演じ続けた結果、いつの間にか自分の気持ちがわからない・意思がない人間になっていました。


「いい子風」の優等生を演じる日々

当時の私の中の「いい人」とは、“真面目な優等生”でした。
とにかく自分の思い描く優等生になり切って日々を過ごしていました。

大人にとっては扱いやすい子どもだったと思います。
(実際先生からの評価は高く、成績も優秀でした笑)

しかし、そう過ごしていても、根本的な性格が変わったわけではなく、自分を偽った新しい自分がもう1人生まれただけでした。

そのため表面的には優等生になることができましたが、中身はちっとも成長していませんでした。

むしろ、偽りの自分がじわじわと侵食していき、結果的に本来の自分は中身のない人間になってしまいました。


自分の気持ちが分からなくなった理由

優等生を演じる過程で、私は本音に蓋をしました。
「何を考えているのか分からない」と人から言われるのも、今思えば当然です。

全員にいい人に見られるために、状況や相手に合わせて答えを変えるようになり、どんどん八方美人になっていきました。
本当はどう思っているのか、自分でも分からなくなっていました。


いろんな顔を持つのも「私」

自分を偽り続けた私は、ある時「優等生」を演じることに疲れてしまいました。
そのとき、自分はただ優等生を演じていただけで、中身は空っぽだと気付きました。

他人からだけでなく、自分も自分のことがわからない。

とても空しくなりました。


自分とはなんなのか。

本を読んだり、自己分析をしたりして、自分探しをはじめました。

その中で気づいたことがあります。
「優等生も私」「相手に意見を合わせるのも私」――それも自分自身なのだと。

偽りの自分も自分の一部。

そう思うことができ、少し心が軽くなりました。

ただ、そのうえで私は思いました。
**「軸を持ち、独自の考えや意思を表現できる人間になりたい」**と。

周りに合わせることで、いろんな視点を持つことができるのは強みです。
でもその中で、自分の人生をより良いものにするために、

  • 自分はどんな考えに共感するのか
  • 何を良いと思い、何を違うと感じるのか

を少しずつ探していくことが大切だと気づきました。


自分の声を聞くことから始めよう

自分とはなにか?

「1つに絞って正解を出さなければ」と思いがちですが、絶対の正解なんてありません。
誰かにとっての正解は、別の人にとっての不正解。
結局みんな、自分を満たすために生きているのです。

だから、自分がどう思うかに耳を傾けること
それが「自分がわからない」「意思がない」と悩む人にとって、第一歩になるはずです。

私と同じように、自分を見失いそうなあなた。

「どう思うか分からない」という気持ちも、今のあなたを構成する一部分です。
少しずつでいいので、心の中の小さな声に耳を澄ませてみましょう。

そしてどんな気持ちを抱いていても、それを受け止めてあげましょう。

それを積み重ねていくことで、少しずつ自分の色が生まれるはずです。





最後まで読んでいただきありがとうございました!
あなたの1日がより素晴らしいものになりますように。

みみ

コメント