中学までは常に成績トップで、いわゆる優等生でした。
「自分が一番できる」という環境が当たり前で、自信もありました。
しかし、高校受験で第一志望に合格できず、はじめての挫折を味わいました。
残ったプライドと現実のギャップ
中学までは当然だった「自分が一番できる」という状況が、高校受験を経て崩れました。
それでも心の中には高いプライドが残っており、現実とのギャップに苦しみました。
高校に入ってからは、人と比べて落ち込んだり、やる気をなくしたりする日々。
「自分が一番でいたい」と思いながらも、現実はそうではない。
中学時代より明らかに努力が減っていることも分かっていましたが、それでも「トップでない自分」を受け入れられませんでした。
自尊心は高いのに不満ばかりで、人生を楽しめなくなっていきました。
「ありのままの自分」をはき違えていた時期
中学時代までは、“偽りの自分”が私を支えていたように思います。
(「偽りの自分」についてはこちら)
高校受験を経てそのプライドをへし折られ、もう仮面をかぶり続けることはできなくなりました。
「これからはありのままの自分で生きよう」と決意したものの、
その“ありのまま”を“わがまま”と勘違いしてしまっていたのです。
斜に構えた生意気な高校生。
プライドだけは高く、素直になれない。
高すぎるプライドに見合う努力ができず、何をやってもうまくいかなくなりました。
次第に人生に悲観的になり、「人生とは?」「自分とは?」といった哲学的な問いを抱えて、答えのない悩みに沈んでいきました。
こうして、「プライドが高いネガティブな自分」ができあがっていったのです。
大学で出会った「ポジティブ思考」
そして再び、大きな転機が訪れます。
大学受験でも、最後まで頑張り切れず不完全燃焼で終わってしまいました。
結果は不合格。悲しかったけれど、「まあそうだろうな」とどこかで諦めている自分もいました。
そんな自分が嫌で仕方ありませんでした。
大学に進学して時間と心に余裕ができると、自然とさまざまなコンテンツに触れるようになりました。
自己啓発の本やSNSを通して、ポジティブシンキングに関する発信を目にする機会が増え、
「私もポジティブになりたい」と思うようになりました。
人生にはいつか必ず終わりがくる。
ならば、どうせなら楽しく生きてみよう。
そう思い、意識的にポジティブ思考を取り入れ始めました。
無理やりでも、ポジティブに考え直す練習
ネガティブな感情が出たら、意図的にポジティブな方向へ考え直すようにしました。
ポジティブシンキングに関する情報を調べ、寝る前に「ポジティブな言葉」を唱えたり、「今日のよかったこと日記」をつけたり。
どうすれば前向きに考えられるかを、まるで研究のように実践していきました。
そのうち、ネガティブな思考を自然にポジティブへ変換できるようになりました。
少しずつ、心の波が穏やかに
高校時代は、ほんの些細なことでも落ち込んで気分の波が激しかったです。
けれど、ポジティブ思考を意識するようになってからは、そうした「感情の大波」が少しずつ穏やかになっていきました。
もちろん、今でも怒ったり落ち込んだりすることはあります。
でも、気持ちが悪い方向に引きずられる時間は確実に減りました。
自分と向き合う時間が、人生を変える
「ポジティブになりたい」という一心で、いろんな情報を調べ、たくさんの方法を試してきました。
そうしているうちに、自然と「自分のことを考える時間」が増えていました。
それが結果的に、自己分析や自省の時間になっていたのです。
きっかけは単純でも、行動し続けたことで確実に変化がありました。
今、苦しんでいる人へ
もし今、同じように自分の性格や生き方に悩んでいる方がいたら、
大丈夫。
悩んでいる時点で、もう前に進んでいます。
自分と向き合う時間は、人生を深め、心を強くしてくれます。
しんどい時期もありますが、気づかないうちに確実に変化しています。
だから、大丈夫。
今つらくても、それは「成長の途中」。
一緒に、乗り越えていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
あなたの1日がより素晴らしいものになりますように。
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